ブルゴーニュ・ブラン グラン・クリュ(特級畑) ※シャブリを除く |
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■モンラッシェ グラン・クリュ Montrachet Grand Cru ←クリックして下さい *ピュリニー・モンラッシェ側 ラッシェ山の中腹に広がるクリマ。 語源は「禿山(はげやま)」で、 硬い石灰岩の頂上部には潅木しか育たない。 シャサーヌ村にまたがるが、 ピュリニー側は定冠詞のつかないリュー・ディ、モンラッシェ。 ゆるやかな斜面は南東向き。 母岩はバトニアンの石灰岩で、褐色から 赤に近い石灰質土壌に白くてなめらかな石灰質の小石が散らばる。 ------------------------------------------------------- *シャサーヌ・モンラッシェ側 ピュリニー・モンラッシェ村にまたがり面積を二分するが、 シャサーヌ側のリュー・ディは、ル・モンラッシェと定冠詞が付く。 クリマ名は畑が広がる「ラッシェ山」から。 母岩はバトニアンの石灰岩で 土壌が褐色石灰質。 村境周辺は南東向き、南端では国道6号線に 向かってゆるやかな傾斜となり、斜面も南向きに変わる。 |
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■バタール・モンラッシェ グラン・クリュ Batard Montrachet Grand Cru ←クリックして下さい *ピュリニー・モンラッシェ側 モンラッシェとは、県道をはさんで向かい同士に位置する。 クリマは シャサーヌ村にまたがるが、栽培区域はピュリニーのほうが広い。 斜面は東南東を向き、勾配はほとんどない。 母岩はカロヴィアンの 石灰岩で、土壌は粘土質が強い。 シャサーヌ側とは異なり、ピュリニー 側には表面には石はほとんど見られない。 ------------------------------------------------------- *シャサーヌ・モンラッシェ側 シャサーヌとピュリニーにまたがる栽培区域は、シャサーヌ側が若干小さい。 母岩はカロヴィアンの石灰岩で、土壌は粘土質の多い褐色石灰質。 ピュリニー側には見られない小石が、シャサーヌ・モンラッシェ側の土壌では 多くなる。 表土は約80cmと厚め。 隣のクリオと比較して男性的で立体的。 |
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■クリオ・バタール・モンラッシェ グラン・クリュ Criots Batard Montrachet Grand Cru ←クリックして下さい シャサーヌが擁する3つのグラン・クリュのうち、唯一このクリマだけが全域 同村に属している。 バタールからの延長部分にあって斜面はゆるやかに南へ 下っていることから、日当たりは抜群。 バタールより薄い土壌は、石灰質で 小石が非常に多い。 モンラッシェ地区最小のグラン・クリュで、所有者は7人、 うち元詰めは5人しかいない。 |
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■ビアンヴィニュ・バタール・モンラッシェ グラン・クリュ Bienvenue Batard Montrachet Grand Cru ←クリックして下さい ビアンヴィニュ・バタール・モンラッシェは、バタールの北東の一角を占める。 クリマは東を向いているが、勾配はほとんどない。 母岩はカロヴィアンの 石灰岩で、土壌は粘土質が強く、石灰質の石は非常に少ない。 長らくバタールと区別されていなかったが、1939年ビアンヴィニュがグラン・クリュ に格付けされて明確に分けられるようになった。 |
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■シュヴァリエ・モンラッシェ グラン・クリュ Chevalier Montrachet Grand Cru ←クリックして下さい モンラッシェの斜面上、ピュリニー・モンラッシェ村側にのみ属するクリマ。 標高260〜300mの斜面は東南東を向いている。 粘土質より泥土質の多いオレンジ色っぽい土壌は非常に薄く、 すぐにバトニアンの母岩が顔を出す。 小石はバタールよりさらに少ない。 繊細でミネラリーなワインになることが多い。 |
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■コルトン・シャルルマーニュ グラン・クリュ Corton Charlemagne Grand Cru ←クリックして下さい 775年にソーリューの教会に寄進するまで、ここに畑を所有していた シャルルマーニュ大帝(神聖ローマ帝国カール大帝)がクリマ名の由来。 母岩はナクレ石灰岩で、石灰質と泥灰質の土壌が覆う。 表面には 小石が多い。 赤のリュー・ディのレ・プジェ、レ・ランゲット、ル・コルトンで 生産する白はこのアペラシオンを名乗れる。 |
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未成年者へのアルコール飲料の販売は法律で禁止されております。
未成年者への酒類の販売は固くお断り申し上げます。
【酒類販売管理士 花井克俊】