・モニエ。ルネ・モニエの孫娘の婿にあたるグザヴィエが10代目を継承した。 5歳で父を亡くしたグザヴィエはブドウ栽培とワイン醸造を学び、2004年にド メーヌ入り。モニエ家が代々受け継いできた17haのブドウ畑を耕作。18の異なる アペラシオンを醸造している。本拠地であるムルソーのほか、ピュリニー・モン ラッシェ、ボーヌ、ポマール、ヴォルネイ、モンテリー、サントネイやマランジュ まで広がり、白6割、赤4割の比率である。 ブドウ栽培は徹底した耕起と、早めの収量制限がモットー。畝間に雑草が生え ないよう頻繁に耕して土壌を柔らかくし、4月には芽かきをして収量を抑える。 白ワインの醸造は、ブルゴーニュでは珍しく全体の90%を除梗。3時間かけて 搾汁し、一晩デブルバージュした後で樽発酵、樽熟成。新樽率はヴィラージュで 25%、プルミエ・クリュで30%を超えるくらい。熟成中にバトナージュを行う。 赤ワインは完全除梗。12〜16度で4〜5日間の低温マセレーションを行った後 発酵。33度を発酵温度の上限とし、18〜21日間のキュヴェゾン。ピジャージュ、 ルモンタージュ、デレスタージュを組み合わせた抽出を行う。 |
|||||||
|
|||||||
20歳未満の者に対しては酒類を販売しません 【酒類販売管理士 花井克俊】 |