Guiborat Fils
ギボラ・フィス
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シャンパーニュ・ギボラの始まりは1890年。5代目となる現在の当主リシャールの曽曽祖父(リモージュで石切り職人だった)がシャンパーニュに移り住み、ブドウ栽培を始める。彼の孫娘(リシャールの祖母)がメゾンを継承した時に、自身でシャンパーニュ醸造を開始、時は戦後の1946年だった。厳しい戦渦をくぐり抜けながら気丈にメゾンを切り盛りしていた祖母だったが、不幸にも戦争で夫を亡くしたことをきっかけに、リシャールの叔父が、1953年から1972年までメゾンを後継。その後は長年関わってきた従業員たちによって盛り立てられてきたが、1995年から、地元シャンパーニュでのブドウ栽培、醸造の習得を終え勢いに乗る若きリシャールが継承している。
スタイルは純真で素朴、なつかしさを感じる親しみやすい味わいである。所有面積は8 haだが4分の3はグラン・メゾンに販売し、最も古木のシャルドネの畑3区画とピノムニエの区画、トータル約3ha分のみで独自のキュヴェを造っている。畑作業はリュット・レゾネを採用している。 |
自社シャンパーニュ用のブドウ畑は4区画で、コート・ド・ブランのクラマン、シュイイ、オワリーの3つの畑においてシャルドネを、そしてマルヌ渓谷エペルネ近辺のマルドゥイユではピノムニエを栽培している。
Blanc de Blanc GCは、このシュイイの畑のシャルドネが主体となっている。 |
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